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■ IPアドレスについて インターネットでは基本的にTCP/IP (Transmission Control Protocol/ Internet Protocol)という通信プロトコルを使用しています。 このTCP/IPは、Internet Protocolの頭文字を取ったIPアドレスという仕組みを利用して通信をします。 インターネットでは接続されたコンピューター全てに違うIPアドレスを振る事で、特定のマシンとの通信を行っています。 もし、インターネット上に同じIPアドレスが存在すると、通信相手が定まらなくなります。 そのためにIPアドレスもドメイン名と同様に国際的に管理されています。 管理の元締めはIANA(the Internet Assigned Numbers Authority)が行っています。 IPアドレスは32ビットの限られた情報量しか持たない為、国・地域・組織形態などで区別する事が出来ません。 そこで、インターネットに接続する組織にまとまったIPアドレスを割当てる事でIPアドレスの一意性を確保しています。 また、IPアドレスの割り当て業務で、一つの管理組織がIPアドレスを与えるのは不可能に近いので、地域に設置されている地域IR(Regional Internet Registry)や国別に設置されたローカルIP(Local Internet Registry)が実際の作業をします。 ■IPアドレスの仕組み IPアドレスは現在基本的には32ビットで表現されるアドレスの体系です。 そのアドレスの空間を単純に計算すると2の32乗で42億9496万7296アドレスを示す事が可能です。 これだけのアドレスを4バイトで表現します。 また0と1が32個も列挙される表現方法では人間には解りにくい事から、これを8ビットずつ4つに区切り、それぞれを10進法にし、ドットで区切ったものを使用します。 要するに8ビットの2進数を10進数に変換するので0-255を4つならべたものがIPアドレスとなります。 □2進数と10進数の変換方法
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