HOME > おもしろ文章 |
標識 私は吉原千恵子といいます。 四歳で死んだ為、今はこの世にいません。 私は殺されました。 みなさんはこんな標識を見たことがありませんか? 大人の男の人と子供が手をつないでいる「歩行者」をあらわす標識です。 その標識が私の死に大きく関わっています。 今から数十年前、今の運輸省にあたる政府機関で、道路標識の統一事業が行われました。 そして、いくつかの標識は一般公募でデザインを決める事になりました。 そして選ばれたのは、ある写真家が撮った「手をつなぐ父と娘」の写真でした。 その標識はすぐに日本中に設置されました。 政府職員はこのモデルになった女の子の家を調べ、記念品を持って挨拶に行きました…… しかし、女の子は行方不明になっていました。 その女の子こそ私なのです。 あのとき写真に撮られたのは「父と娘」の姿ではなく「誘拐犯に連れて行かれている私」の姿だったのです。 皮肉にもその標識は精巧で、衰弱した私のフラフラした様子まで完璧に描かれています。 そのときの写真が公開され、あせった犯人は私を殺して山の中に私を埋めました。 その山は現在、電話の電波塔になっています。 私はなんとかこのことを知らせようと思い、電波を通じて念を送っています。 あのときの犯人を見つけたい。 もう死んでいるかもしれない。 でも子供や孫は見つかるかもしれない。 だからこのメールを使って復讐します。 もしもこのメールがきたあとにあの標識を見た人には私と同じ苦しみを味わってもらいます。 そうなりたくなければ私に協力してください。 五人にこのメールを送って頂ければ何も心配することはありません。 そのあとにあの標識を見たら、私が復讐を果たし成仏できるように祈ってください。 許さない…必ず見つけ出してみせる… >> 〉〉 ♀ |
|
|
|